結婚しなきゃいけないとの呪縛から40歳を過ぎて解放され楽になれた
はじめまして、40代で独身のウサギという者です。ウサギは寂しいと死んじゃうらしいので、ウサギというニックネームにしました(笑)。
私はこれまで結婚相談所・婚活サイト・お見合いパーティーなどを利用して、多くの男性と会ってきました。人一倍、婚活経験はあると思います。そして現在は「とある秘密の副業」を通して、多くの男性とお話する機会を得ています。
副業の際には結婚や恋愛に関する話題で盛り上がることも多いため、恋愛や結婚の話題、モテルために必要なことは何かなどについて掘り下げるのが、もはや趣味となりつつあります。
なのでどうせなら、それらを文章にまとめてみるのも面白いかなと思い、このブログを立ち上げてみました。今後に活かすべく、これまでの婚活についてもまとめてみたかったですしね。
初回である今回は自己紹介がてら、今までの私の婚活遍歴をざっと振り返りつつ、結婚しなきゃいけない呪縛から解き放たれた、現在の私の心境についても語ってみたいと思います。
私の婚活遍歴
25歳で結婚相談所に入会し、そこで知り合った人とお付き合いしたものの、結婚相手としては不向きだなと感じて、お別れ。 その後、数名とお見合いするもピンと来る人には出会えず、私はネット婚活も始めます。 結婚相談所は2年程で見切りをつけ、その後はネット婚活とお見合いパーティーが主戦場となりました。 ネット婚活やパーティーで知り合い連絡先を交換して、何度か食事や映画などへ行った人もいますし、実際にお付き合いにまで発展した人もいます。
ですが付き合ううちに相手の欠点が気になったり価値観の違いを感じたりして、結婚したいとまで思える相手には出会えませんでした。もちろん、私が振られたこともありましたしね。
その後、友人が結婚相談所に入ったことをきっかけに、私もそこへ入会し、再び結婚相談所での活動も再開。そこの結婚相談所、なんと女性は無料だったのです!
まだオープンしたばかりだったので、女性は無料にして、会員数を増やしたかったのだと思います。ですがこういってはなんですが、さすが無料なだけあって、それなりな感じでしたね。
イイ男との出会いはナンパだった
しばらく立ち話をしてみて感じの良さそうな人たちだったので、一緒に飲みに行きました。そのとき私は片方の男性と仲良くなり、名刺をもらって、後日2人だけで会いました。 その後は食事や映画や遊園地などのデートを経て、その男性と、正式にお付き合いをすることとなります。付き合い始めてからわかったのですが、この男性、けっこうなボンボンでした。
趣味がオーケストラとテニスで、部屋には高そうな楽器がたくさん置いてありました。デート代を払ってくれるのはもちろんのこと、彼の家まで新幹線で1時間くらいの距離だったため、私が彼の家へ行くと、必ず新幹線代を渡してくれました。
彼とお付き合いしている間、1円たりとも自分で払ったことはありません。とても大切にしてくれて、今までこんなにお姫様扱いしてもらったことのない私は、すっかり舞い上がっていました。 そして付き合い始めて1年ちょっと経ったある日、彼に両親に会ってほしいと言われます。舞い上がっていた私は状況を深く考えることなく、その申し出を喜んで受けたのですが、喜びは、ほんの束の間のことでした。 彼の家を訪れてみると、彼の実家があまりにも立派過ぎて(豪邸でした)、私では釣り合わないと感じたのです。彼の父親は会社経営者で、長女は医者で、長男は大企業にお勤めでした。(彼は次男です) 私の家族は私も含めて皆低スペックなので、家族のことや私の経歴を聞かれて、もうタジタジでしたね。話すのが恥ずかしくて。 彼のご両親は私に感じよく接してくれたけれど、心の中では「息子には釣り合わない」と感じたに違いない。そう思った私は、その日を境に彼との関係を続けることに、不安を覚えるようになります。 彼と付き合い始めてから彼がボンボンなことはわかっていたけれど、ここまでだとは思っていなかったのと、お付き合いが楽しくて舞い上がっていたので、結婚という現実問題にまで、頭が回っていなかったんですよね。
結婚は当人同士の結びつきだけではなく、家と家との結びつきでもあります。不仲でバカで貧乏な私の家族と、知的でお金持ちで仲の良いキラキラな彼の家族。どう考えても釣り合いがとれません。
万が一彼のご両親が私を認めてくれたとしても、私はずっと自分と自分の家族をみっともないと感じ、みじめな想いをしていくことになると、やるせない気持ちにさいなまれていました。
あとそれ以前の問題として、我が家に彼や彼のご家族が挨拶にくることにでもなったらと思うと、震えました。
あんな豪邸に住んでいる人たちを、うちみたいなボロ屋になんて、恥ずかしくてお招きできない。ウサギ小屋のような我が家を見たら、呆れてそのまま帰られるかもしれないし。
それに私の父親はかなりの変人で、人とまともに会話ができる人間ではありません。あんな立派な家柄の彼を、いかれた父親に会わせるわけにはいかないし、結婚式にも呼べない。
彼との結婚を現実問題として考えたとき、そういったモロモロの事情がブワーっと押し寄せてきて、私の心はみるみる追い込まれていきました。
「両親に会ってほしい」と言われるきっかけになったであろう出来事も書いてみましたので、もし興味があればこちらもご覧になってみてください。
悲しい別れを経験する
この言葉を聞くのが怖くて、私は自分から別れを切り出したのです。
彼は「家のことなんて気にしなくていいから、俺たち2人の問題じゃん」と言ってくれましたが、続けてこんなセリフも口にしていました。
「俺は今やってる事業をもっと大きくしたいと思ってる。ウサギにはそのサポートをしてもらいたいから、今の仕事はそのうち辞めてもらいたいと思ってるんだ。だから勤め先が大企業じゃないとか学歴がないとか、そんなこと気にする必要はないよ」
このセリフを聞いて、私の気持ちはますます萎縮しました。
私、頭も要領も悪いから大して仕事もできない。そんな私に事業のサポートなんて無理に決まってる。ダメダメな私を見て、きっと彼はガッカリする。そして私と結婚したことを後悔するに違いない。
空想に浸り「お金持ちで優しい彼と結婚できたら楽しいだろうな~」と安易に考えていたときは良かったのですが、結婚というものが現実となって迫ってきたとき、私はどうしようもなく怖くなってしまったのです。
今まで住んでいた世界と違う世界に飛び込む勇気が、どうしても持てませんでした。
「玉の輿」に憧れている人は多いと思いますが、底辺の家からハイソな家庭に嫁いでしまうと、実際には大変なことも多いはずです。
レベルの高い人たちとの付き合いについていけるよう、ブラッシュアップせねばなりませんし、産まれや育ちに関しては今さらどうすることもできないので、そういった質問をされたときの気まずさは、一生つきまとってきます。
私の家族は低学歴で大した仕事についていないので、家族についての質問をされたときなどは、答えるのが辛いし恥ずかし思いをするでしょう。
高収入な男性と結婚したいと思っていたくせに、そうなったらそうなったで怖くなり、結局は逃げ出した根性無しな女。
こうして私は、ボンボン彼氏との関係に終止符を打ったのです。
34~38歳までの結婚への焦りはハンパなかった
彼の積極的な態度とは反対に、彼のことを知れば知るほど「この人のこと愛せそうもないな」という気持ちが、私の中では強くなっていきます。
そして結婚に関するあることで意見が決定的に割れてしまい、それにより私は、彼との別れを決意するのです。 別れを告げた私に対して、彼から自分を省みる言葉は一切なく、嫌味や文句だけを言い放ってきたので、この彼との別れは1ミリも後悔していません。別れ際って、けっこう性格でますよね。
40歳になり「結婚しなきゃいけない」との呪縛から解き放たれる
年齢によるあせりから、本当に重要視しなければならないことを見ようとせず、表面的な条件だけで相手を選び、その結果のバッドエンド。今となって冷静に振り返ると、当然の結果ですね。 その後も惰性で婚活は続けましたが、精神状態が良くないままに婚活を続けたところで、実りのある関係は築けませんでした。 あのころの私は、結婚へのあせりから焦燥感がひどくて、淡々と事務的に婚活をこなしているだけの、嫌な感じの女だったと思います。 まるで消化試合でもするかのごとくお見合いをこなしてしまい、当時、時間を割いて私に会ってくれたかたには、本当に申し訳なく思っています。 40歳まで婚活という荒波の中でもがき続けましたが、40歳のときに出会った人に対して「この人はないな」と感じたとき、私の中で「もう終わりにしよう」という気持ちが、自然と芽生えました。
「この年ではもう、子供を産んで皆と同じような家庭を築くことはできない」
そう思ったとき深い悲しみと同時に、「これでもう焦燥感に追われながら婚活する必要はないんだ」と、ホッとした気持ちもあったんですよね。
結婚して子供を設ける。このことが叶わない年齢となったことで、「結婚しなきゃいけない」という呪縛から、解き放たれた気がしました。
結婚しても幸せになれるとは限らない
2019年の厚生労働省の資料によると、婚姻件数は58万3,000組で、離婚件数は21万組となっています。離婚件数、なかなかの数字ですよね。
これだけの人が「結婚もう無理!」ってなってるわけですから、結婚するまでよりもしてからのほうが、きっと何倍も大変なのでしょう。
・育児が大変すぎて育児ノイローゼになるかもしれない
・子供が引きこもりになって自立できないかもしれない
・浮気されたりモラハラされたりDVされたりするかもしれない
・相手の親との同居や介護でシンドイ思いをするかもしれない
結婚して家族が増えるということは、支えてくれる人が増える反面、自分が支える人だって増えるのです。
だからこそ本当に好きな人とじゃないと、試練がふりかかったとき、乗り越えられないと思うんですよね。
「条件悪くないし、そろそろ結婚しとかないとみっともないし」程度の気持ちじゃ、たとえば病気や事故などに遭いその条件が崩れたとき、相手を支えてあげられないというか、支えていきたいと思えないのではないかな。
「何があってもこの人とずっと一緒にいたい!」そう強く思える気持ちになれる相手が現れないのであれば、無理して結婚する必要はない。これがさんざん婚活した末にたどり着いた、私なりの答えです。
結婚にタイムリミットはない!
愛のない結婚生活のなれの果てなんて、本当に悲惨だし空しいですよ。(自分の両親を見ていて心底そう思います)
だから「何がなんでも結婚しなきゃいけない」と思う必要はないし、しっかりと働き健康管理をしていれば、ストレスを抱えながらの結婚生活よりも、なまじ幸せに暮らせるのではないでしょうか。
ただ年をとってからの1人は、思っている以上に寂しいと思います。仕事関係以外に人との交流がない人だと、なおさら寂しさは募るはず。 だからぜひとも、1度は婚活に打ち込んでみてください。婚活とかお付き合いとかやってみて、自分には「合わない」と感じたならやめればいいですが、やらずにただただ面倒くさいからとか、振られて傷つきたくないからとか、そんな理由で逃げてしまうのは勿体ないです。
子供を設けるにはタイムリミットがありますが、パートナー探しにタイムリミットはありません。
仕事をリタイヤして時間ができたとき、一緒にお出かけしたりテレビを見たり、家庭菜園なんかをしたりしながら、一緒にのんびり暮らせる相手がいたらいいなと思っているので、実はまだ結婚は諦めていません(笑)。
子供を諦めた今もうあせる理由はないので、今は以前のようにガツガツとした婚活ではなく、のんびりと本当に気が合う人を探したい。そんな気持ちです。
今後はこれまでの婚活体験談や、そこから得た教訓なども書いていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。
長い文章、最後まで読んでくださりありがとうございました!
それではまた。ウサギ
コメント
0 件のコメント :
コメントを投稿