婚活を始めていろいろな人に会ってみるも、運命の人になかなか巡り会えないと、焦ってきますよね。

そしてこう思うようになりませんか?


「好きになる努力をしなきゃいけないのかな?」と。

かつて38歳だったころの私は、結婚に対する焦りから、大して好きでもな人を好きになろうと努力しました。

せっかく自分を気に入ってくれた人がいるのだから、私もこの人のことを好きになればいいんだ。そうしたら私も結婚して、普通の人の仲間入りができるかもしれない。

そう思った私は、好きになる努力をすべく、大して好きでもない男と付き合い始めたのです。

今回は年齢的に追い詰められて、好きになろうと付き合ってみた際の、ことの顛末をお話します。

「努力で異性を好きにれるのか?」でお悩みのかたには、私の経験が参考になるかもしれません。あくまでも参考例ということで、よかったら読み進めてみてください。



結婚相談所も婚活サイトもパッとしない



あれは38歳のときのこと。

この年齢になると申し込んでくれる人の数はめっきり少なくなり、こちらから申し込んでも、同年代の人にはあまり相手にされません。

お申し込みがくるのはアラフィフの人からばかり。

同年代で申し込んでくれたりOKのお返事をくれたりするのは、やはり条件的に何かしら、難アリな人が多かったです。

年収が平均よりもだいぶ少ない、お顔が好きになれない、太りすぎている、同居を希望しているなど、何かしら引っかかる部分がありました。

でももう贅沢をいってられる年齢ではなかったので、お申し込みをしてくれた人には、なるべく会ってみるようにはしていました。

でも「この人はやっぱり生理的に無理だな」とか「話が続かな過ぎてシンドイわ」とか「何でそんな上から目線なの?」とか、もうそんなんばっかりで、なかなか好きになれる人が現れません。

そんなとき結婚相談所を通して、4歳年下の男性からお申し込みが入ります。年収約500万円、イケメンではないが強要範囲内、同居はしなくて大丈夫となっている。

ここ最近きたお申し込みの中では1番条件が良い!

「年下からお申し込み来たぁーー!!」と嬉しくなった私は、すぐにお返事をして、初対面することとなったのです。

いちおう言っておきますが、私は別に年下好きではありません。ただ年上すぎる人からのお申し込みよりは、年下のほうが嬉しいです。

理想は同い年から5歳上までです。(私の理想なんて誰も興味ないと思うけどいちおう書いておきました)


年下君との初対面



年下君との初対面に選んだ場所は、相談所御用達の、某ホテルのラウンジ。両方の名前で予約を入れておき、どちらが先に着いてもいいようにしておきました。


私が到着すると年下君はすでに来ていて、そこではじめましてのご挨拶。ひとまず写真と大差ないお顔でホッとしました。中には軌跡の1枚を載せている人もいて、「えっ? 別人??」と、実際に見て衝撃を受けるケースもありますのでね。

ですが会話のほうは、残念ながらあまり楽しくなかったです。やたらと自分語りをする系の人で、会話のキャッチボールを楽しめるタイプではありませんでした。

しかも話の内容が主に仕事の愚痴で、仕事が大変すぎて鬱になり、しばらく休職したのち他部署へ移動させてもらい、今は元気にやれている。といった内容で、聞いていて全く楽しくありません。

自虐なんかを交えつつ、笑い話っぽいテイストで話してくれるならいいのですが、残念ながら淡々とただ愚痴るだけだったので、面白みは皆無でした。

ただグチグチと会社の悪口をいうだけで、それに対して私は「大変でしたね」とか「そんなに残業させるなんてひどいですね」とか言いながら、ひたすらつまらん話の聞き役をさせられました。

「愚痴ってばかりですいません」とか「もっと楽しい話しましょうか」とか、そういった気遣いの言葉が出てこない、残念な人でした。

それでも大人しすぎて何もしゃべろうとしない人よりは、幾分マシかなとは思いましたけどね。

こんな感じのつまらない初対面となりましたが、暴言を吐かれたとか割り勘されたとか清潔感がなくて生理的に無理とか、そういった大きなマイナス要素はなかったため、その後も仮交際という形で、だましだまし会い続けました。


正直なところ年下君に対して「好き」という気持ちはなかったのですが、この人で決めないと年齢的に厳しいなとの思いが、強くなりすぎていたのでしょう。

あのときの私は年齢的な焦りから、完全におかしくなっていて、正しい判断ができなくなっていました。

そしてなんとか出産に間に合うようにとの思いに取り付かれて、好きでもないのに仮交際から真剣交際へと、ステータスを進めてしまったのです。



年下君の短所が次々と露呈



真剣交際に入りさらにデートを重ねていくと、年下君の嫌な部分が次々と露呈し始めます。

ここでは嫌だと感じた項目ごとに、詳細をお話していきます。


①話が一方的


話が一方的で会話のキャッチボールができないのは初対面のときに感じていましたが、何度も会っていればもう少し会話が楽しめるようになるかなと、淡い期待も抱いていました。

ですが最初に感じた違和感はそのまま変わることなく、相変わらず自分語りばかりでしたね。

こちらが何か話しても大して興味を示さず、「へぇー」とか「そうなんだ」などと言う程度。もしくは自分の話にすり替えて、再び自分語りを始めます。

私がひたすら聞き役に徹して年下君の話を拾い、質問したり話を展開させたりして会話を膨らませていかないと、沈黙が訪れます。

自分の興味のはんちゅうでしか会話をしたがらず、私の興味のあることに関心を示そうとしないサービス精神のなさに、とてもモヤモヤしました。


②食物アレルギー


年下君は、小麦・魚介類にアレルギーがありました。

アレルギーなのは年下君のせいじゃないので、それ自体は仕方のないことです。私がモヤモヤしたのは、アレルギーだからと、開き直る態度に対してです。

私はお寿司が大好きなので、外食は毎回、回転寿司でいいと思っているくらい、回転寿司が大好きです。(回っていないお寿司屋さんも大好きです)

あとピザとパスタも大好物なので、イタリアンも大好きなのですが、小麦と魚介類にアレルギーがある年下君は、お寿司もイタリアンも、どちらもNGとなります。

そのため食事に行くとき好きなお店に行けず、残念がっている私に対して、「しょうがないじゃん。アレルギーなんだから」というだけで、悪びれる様子がないのです。

またあるとき、「もし結婚したとしたら、年下君の食べられる食材だけで作らなきゃいけないから、メニューのバリエーション狭まるね」と言った私に対し年下君がいった言葉にも、なかなかの違和感を覚えました。

「ウサギさんと僕とでメニュー分けてくれればいいから、ウサギさんは好きなもの食べていいよ」

このように言われたのですが、メニュー分けて作るってことは、それだけ手間が増えますよね。年下君がやってくれるならいいのですが、年下君は料理が全くできません。

自分がやるわけでもないのに「メニュー分けてくれればいいから」と、全く悪びれることなくシレ~っと言ってくる様子に、非常にモヤモヤしました。

私がもし年下君の立場なら、「僕がアレルギーあるせいで好きなお店いけなくてゴメンネ」とか「僕の分はお惣菜でも買ってきちゃってくれていいから」とか言うと思います。

私が我慢するのが当たり前のごとく、申し訳なさを微塵もださない性格に、思いやりの欠落を感じずにはいられませんでした。


③デートを楽しんでもらいたいとのサービス精神がない


年下君はこれまであまり「お出かけ」というものをしてこなかった人のようで、どういった場所に行けばよいのかわからず、デートの行き先をあまり提案してきませんでした。

それならそれで、私が行きたい所へ連れて行ってくれたらいいのですが、「あそこは混んでそうだから無理」とか、「そっち方面はぜんぜん行ったことがないから行きたくない」といった具合に、私の提案にケチをつけるのです。

行くのが楽な場所や自分の馴染みのあるエリアにしか行こうとしないのって、どうなんでしょうか。サービス精神に欠けていると思いませんか。

年下君はひどい方向音痴で、ナビがあっても道に迷うので、迷っている姿を見せたくなくて、知っている場所にしか行こうとしなかったのかもしれません。(自分の住む市内でも迷っていました)

ですがそれならそれで、「一人で出かけて予行演習しとけよ!」って思った私は、欲張りでしょうか。

年下君は交代勤務をしていたため、残業がありませんでした。2勤が終わったあとなら道路空いてるし、家に帰ってもゴロゴロしているだけなので、予行演習する時間はあったはずなのですが……。


④母親に家事を丸投げしている


年下君は、残業がなくしっかり週休二日制で、それなりに時間がある人でした。

時間があるのに副業に勤しむわけでもなく、資格などをとってスキルアップしようとするでもありません。

だったらせめて家事くらいやればいいのに、自分の部屋の掃除をするだけで、その他の家事は全くやらないと言っていました。

そのくせ共働きは希望しており、私に結婚後も仕事は続けてほしいと言うのです。

「だったら家事できるようにしといてよ!」と言った私に対して、なんて言ったと思います?

「僕の母親は、仕事もして家事も全部やってるけど」でした。

これ聞いてドン引きでしたね。

彼の母親、当時すでに70半ばですよ。年下君は高齢出産で生まれた子供なので、私の親よりも10歳以上年上でした。

そんな高齢の親がまだ仕事に行っているという事実にも驚きましたが、仕事をしている高齢の親をいたわることなく、家事を丸投げしている気遣いの無さに、ドン引きでした。

母親に対する思いやりが無さ過ぎて……。


⑤家が汚いから家にはあげないと言われた


付き合い始めて4カ月くらい経ったころ、「ウサギさんの親に挨拶したい」と、年下君が私に言ってきました。

年下君のことを知れば知るほど不安になっていた私は、全く結婚の気持ちが固まっておらず、親に会わせるタイミングではないなと、思っていました。

なのでまずは年下君の家を偵察しようと、「うちの親、仕事が忙しくてとうぶん時間取れそうもないんだよね。だからまずは私が年下君の家に行って、ご挨拶しようと思うんだけど」と言ってみたのです。

すると、「うちに来るのはいいけど、家にはあげないから」と言われたのです。「なんで?」と問うた私に年下君が告げた理由は、普通の感覚ではありえない驚きの理由でした。

なんと、「家の中が汚くて臭いから、家にはあげたくない」というのです。

母親は仕事に行きながら料理や洗濯をするのが精いっぱいで、掃除にまで手が回らないとのことなのです。

室内で犬を飼っていることもあり、本当に家の中が汚くて臭いため、誰かを家に呼べる状態ではないとのこと。

ちなみに年下君の父親は母親よりもさらに高齢で、当時すでに80歳を超えていました。健康ではあったようですが、父親も家事を全くしない人とのことで、70半ばの母親に、全てを押し付けていたようです。

ありえなくないですか?

人を呼べないほど家の中が汚くて臭いのに、それでも自分で掃除をしようとしない神経、ありえなくないですか?

この話を聞いたとき、さすがに私のなかで「こんな人と結婚しちゃダメだよね?」って気持ちが芽生えました。

ってかそもそも私、年下君のこと好きじゃなかったですからね。

好きじゃなかったけど、年齢からくる結婚への焦りと、私も結婚して子供を産んで普通の人の仲間入りがしたいとの思いをこじらせ、好きじゃないけど、お試し感覚で付き合ってしまったのです。

付き合っていく中で好きになるよう努力すればいいと、思っていたのです。

ですが1番・2番・3番・4番と年下君の短所が露呈するにつれ、好きになるどころか、嫌いな気持ちが膨れ上がっていきました。


⑥実は同居希望だった


「家にあげられないほど汚くて臭いなら、年下君が掃除すればいいじゃん。よくそんな状態の家で暮らせるね。何で自分でやらないの?」と聞いた私に、年下君はこう答えました。

「働いていない父親がやっていないのに、何で僕がやらなきゃいけないの? あんだけ暇している父親がやらないのに、僕がやるなんておかしいでしょ」

「でもお母さんは仕事も行って家事もやってるんだから、ものすごく大変だよ。そのお母さんのために、手伝おうと思わないの?」

私にこう言われて押し黙ってしまった年下君に対して、私はさらに言葉を続けました。

「そもそもさ、年下君は一人っ子だよね。しかもすでに親がけっこうな高齢になってるけど、親の老後とかどう考えてるの? 同居はしなくて大丈夫ですってプロフに書いてたから、施設に入れるつもり? 施設となるとすごくお金かかるけど、費用のことちゃんと考えてる?」

この問いかけに対して年下君が答えた言葉を聞き、本当に自己中な人なんだなって思いました。

「母親が身の回りのことができなくなったら、同居するつもりだけど」

「同居するつもりなら、なんでプロフィールに‘‘同居はしなくて大丈夫です‘‘って書いたの?」

「だって結婚してすぐに同居してほしいってわけじゃないから。結婚してしばらくは2人だけで住みたいと思ってるから」

とのことでした。それに対して私が

「でも将来的に同居を決めているなら、同居はしなくて大丈夫なんて書かなきゃいいじゃん」

と言ったところ

「一人っ子だと同居がつきものだと思われて不利なんだよ。別にすぐに同居してほしいわけではないから、同居はしなくて大丈夫って書いたほうが、OKしてもらいやすいでしょ」

と言いやがったのです。

これ聞いたとき、完全に目が覚めました。
こんな自己中なヤツと一緒にいても幸せになれないって。


好きになる努力は報われないこともある


年収約500万円、イケメンではないが強要範囲内、若い、スタイルは二重丸。しかも同居はしなくて大丈夫となっている。

こういった条件面のみに惹かれてお試し感覚で付き合ったことは、私も悪かったと思っています。あざとくてあさましくて、嫌な女ですよね。

でもね、嫌な女なりに、年下君を好きになる努力はしたんです。
1回のデートで一つはいいところを見つける
食品アレルギーがある年下君でも食事ができる評判の良いお店を調べて、2人が心地よく食事できるようにした
せめて会話が楽しくできるようになればと雑談力を上げるための本をプレゼントした
減点方式ではなく加点方式で相手を見るようにする
加点できる部分を必死で探した

こんな感じで私なりに努力はしたのですが、この努力は報われませんでした。

そもそも好きになる努力をすること自体、おかしなことなのかもしれません。人を好きになるって、理屈じゃないですよね。

人を好きになるときって頭であれこれ考えて好きになるのではく、心で感じて好きになるものだと、今では思っています。

たとえば芸人になるなんて夢をいつまでも追いかけて、40過ぎてまだフリーターやってるような人でも、結婚してるじゃないですか。

頭であれこれ条件とか考えていたら、ああいったタイプの人との結婚は、普通なら避けると思うのです。

でも安定収入がない代わりに、そこを補って余りあるほどの魅力を感じるから、その人のことを好きになって、好きだから結婚したんだと思うんです。

好きになるって、きっとそーゆうことですよね。


好きになる努力をする相手はきちんと見極めよう!


私の好きになる努力は報われませんでしたし、努力して好きになれるものではないとの結論が、私の中では色濃くなっています。

ですが、こういったことに確固たる正解はありません。

結婚相談所のアドバイザーさんは、「最初は好きじゃなくても、相手のいいところを見ようと心がけているうちに、好きになれることはありますよ」と言っていました。

立場上そう言っていただけなのかもしれませんが、根気よく会い続けたことで相手の隠れていた魅力を発見でき、恋が芽生えることも、無くはないのかなと感じます。

ですから、好きになる努力が必ずしも無駄になるとは、限らないとも思うのです。

年下君のように思いやりが欠落した自己中人間ではどうしようもないですが、会話がつまらないとかデートの行き先を考えてくれないとか、そういったことが好きになれない原因なら、改善の余地がなくはないかもしれません。

欠点のない人間なんていないので、些細なことで切っていたら、誰も残らなくなるでしょう。

お別れするのは簡単ですから、サヨナラする前に、気になっている部分は自分にとってどうしても許せない項目なのかを、冷静に考えてみてくださいね。

振った後で「今思えば、あの人けっこう良い人だったかも」な~んて思っても、後の祭りですから。

私が振ったあとに後悔したこちらの記事も、よかったら参考にしてください。

✔あわせて読みたい

他に相手がいないからといった理由で、好きでもないのにダラダラと付き合ってしまうのはよくないですが、いきなり切るのではなく、しばらく様子を見るのはぜんぜんアリだと思います。

自分は好きになる努力をして人を好きになれるタイプの人間なのか否かがわかると思うので、1度は好きになる努力ってやつをしてみるのも、悪くないのではないでしょうか。

ただし、努力をする相手はきちんと見極めてくださいね!

年齢に対する焦りから、ダメ男なのに好きになろうとしてしまうと、結局は貴重な時間を無駄にすることになってしまいますので。


ではでは、今回はこれで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。ウサギ